8/8 5期目の挑戦と4年で特にやり遂げたい5つの項目を熱く語りました!

8月8日(木)上山あきよし大決起大会で上山町長が熱く語った詳細は次のとおりです。

― 5期目の挑戦 ―

私が高齢ということで、色んな噂を流されていますが、私は誠意と熱意をもって「安心で安全なまちづくり」をより強固にしたいという一心で、出馬を決意し「ふるさと湯浅町を日本一元気な町にしたい」という思いをもち、財政状況の悪かった中、国や県、多くの皆さんと連携をして、町政にあたり健全財政を成し遂げることができ、赤字の町から黒字の町、今や基金をもてる町となりました。結果、この4期16年間で、多くの事業を完成させることができました。
7月31日、大阪梅田に開業したJPビル「KITTE大阪」に、町単独でのアンテナショップ「ゆあさんぽ」を開設するなど、町の利益になることは積極的に取り組んでいます。
第5期目の挑戦です。県内で最高齢の町長として、リーダー湯浅町となるべく、気概をもって、皆さんと一緒に頑張って参りたい、これが85才である私の使命と考えています。皆さん、どうか私に力をお貸しください。


― 4年で特にやり遂げたい5つの項目 ―

1.教育充実を図ります
給食費の無償化、辞書や卒業アルバムの無償提供を実施済み。今後は、授業等に使用する教材費や就学旅行費等の負担を無くし、教育の完全無償化を実現させていきます。
古い話になりますが、町長に就任し、中国四川省の大地震があり、学校が全部潰れて、多くの子どもが亡くなりました。日本政府が、学校を耐震化させる交付金を町村にくれることになり、湯浅町はこの時、全部の学校の耐震化を図り、湯浅中学校、湯浅小学校を建替えることに成功しました。そして、全教室冷暖房の設置を県下で一番早くすることができました。
この時の予算は、約40億。国と県の補助が全体の98%、町の支出は約8,000万円で、赤字に陥ることなく工事を完成させました。この事業をできたのは、本日ご来賓として激励にお越しいただいた九度山町と湯浅町だけでした。
学校環境を整えることで、子どもたちも充実した学校生活を送ることができました。近年実施された学力調査は、確実に向上、県平均、全国平均を上回り、県で一番の成績になりました。
更なる学力の向上の定着、併せて少子化にも対応していくため、小規模校同士や他市町村との学校間のオンライン化による授業や、学校数が少なくなる中、隣り町との協力を図るため、1市3町の広域教育委員会を視野に入れ、先生の専門性向上や多様化する子どもに対する支援員等の増加を図って参ります。また、いわゆる不登校生対応として、フリースクールや居場所づくりを、国や県、民間と連携して充実を図ります。

2.人口減少の歯止め
仕事のやり方がコロナ以降変わってきました。いわゆるオンラインによる方法です。生活の様相も多様化してまいりました。その現状を受け、国や県の指導の下、都市部と湯浅町同時に住居を構えられる施策を研究し、整備していくことで、関係人口の増加が期待されると考えています。
次に、子育てしやすい住宅整備を、官民協力の下、早急に事業展開していきます。
最後に、現代のデジタル技術等を活用し、高齢者の見守りや健康長寿を目指した、福祉施設を充実します。

3.災害等に強いインフラ整備
これまで、すべての公共施設を避難場所として利用できるよう、高台への移転整備を実現してきました。防災無線は、ラジオの無償配布を始め、道路への誘導灯の設置等を進めてきましたが、まだまだ想定内外に対する整備が必要であると考えます。
田村から吉川を通り、国道42号、高速道への連携を目指す、通称「出雲道」ですが、国や県の協力を得て早急に取り組んでいきます。産業道路として、また防災道路として取り組み、途中には防災の道の駅も設置し、有田の観光名所にしていきたいと考えています。
また、なぎの里公園を防災公園として活用できるようにします。総合センターを湯浅町民の教育の拠点とし、災害時の避難タワーとしても利用できるよう計画を進めます。
町内の道路は、大宮から港までは県道として整備をしていきます。観光の町にふさわしい、無電柱化の実現、舗装等の整備を進めます。

4.産業の活性化
クラウドファンディング型ふるさと納税を活かし、新規参入者や現状拡大化を図ることで、産業の活性化を図ります。

5.観光について
駅前から北町までの道線の整備、吉川の逆川王子を中心に熊野古道を活かした観光振興を活性化させます。そして、遊歩道の整備を加速化させます。古い街並みと新しい街並みを融合させた湯浅町らしい街づくりを創造していきます。
施無畏時の西白上、東白上、国宝の古文書、菊池海荘の屋敷跡、栖原角兵衛の屋敷、別所勝楽寺の国宝紀文の碑等、湯浅町に現存する文化財を活用しての観光施策を充実させます。

最後に別件になりますが、山田地区に建設を予定している、某企業のバイオマス発電の件について、私の思いをお伝えします。
現在、県に建設申請が出されているところですが、山田地区の皆さんが、色んな面で心配され反対をされています。この施設建設については、町としても問題視しており、私も山田地区の皆さんと一緒に反対の立場であることを申し上げておきます。